院長ブログ
2013.10.30
小児用肺炎球菌ワクチンが変わります。
肺炎球菌は、小児感染症の主要な起炎菌のひとつであり、肺炎球菌感染症は髄膜炎、菌血症、菌血症性肺炎などの侵襲性肺炎球菌感染症や中耳炎などの非侵襲性肺炎球菌感染症まで多岐にわたる感染症を引き起こす原因菌となります。
特に、肺炎球菌性髄膜炎は、幼児期や小児期の子供達にとって、重篤な急性疾患であり、ワクチンの普及前の日本では、毎年約200人の子供たちが罹り、尊い命が奪われたり、後遺症に悩まされてきました。
この肺炎球菌に対して、現在、日本を始め、多くの先進諸国では、積極的にワクチン接種を実施しております。
このたび、日本で使用されるワクチンが肺炎球菌の7種類対応のもの(7価)から13種類対応のもの(13価)へと変わりました。
今まで以上により一層、対応する範囲が拡がりました。
どうぞ、かわいいお子様(ただし、6歳以下に限ります。)にお早目の接種をしてあげて下さい。
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